Shakira(シャキーラ)は、コロンビア出身のシンガーソングライターです。ラテンポップとロック、中東の音楽までを自在に混ぜ合わせたサウンドと、腰を揺らす独特のダンスで、スペイン語圏から世界へと飛び出しました。
『Whenever, Wherever』『Hips Don’t Lie』『Waka Waka』——曲名は知らなくても、メロディを聴けば「あ、この曲か」となる方も多いはずです。ラテン音楽を世界の真ん中に押し上げた立役者であり、いまも現役で世界ツアーを回り続けています。
この記事では、彼女の歩みを整理したうえで、コロンビア時代の名盤から2024年の最新作まで、代表曲を1曲ずつ紹介していきます。
Shakira(シャキーラ)とは?
バランキージャの神童から世界へ
本名はシャキーラ・イサベル・メバラク・リポール。1977年2月2日、コロンビア北部の港町バランキージャに生まれました。父方はレバノン系で、中東の音楽やベリーダンスに幼い頃から親しんだことが、のちの音楽性とパフォーマンスの下地になっています。
13歳でソニー・ミュージックのコロンビア支社と契約し、1991年にデビュー作『Magia』を発表。しかしこれが1,200枚しか売れず、続く『Peligro』(1993年)も不発に終わります。
流れを変えたのが1995年の3作目『Pies Descalzos』。自ら書いたロック寄りの楽曲が中南米全域で大ヒットし、一気にスターダムへ。続く1998年の『¿Dónde Están los Ladrones?』ではエミリオ・エステファンを迎え、スペイン語圏での地位を決定的なものにしました。
英語進出とグローバルスターへの飛躍
英語での挑戦を勧めたのは、ラテン系の先輩であるグロリア・エステファンでした。当初は乗り気でなかったシャキーラですが、ボブ・ディランやレナード・コーエン、詩人ウォルト・ホイットマンを読み込み、韻を踏むための辞書を片手に英語詞を書き上げていきます。
その成果が2001年の『Laundry Service』。全世界で1,300万枚以上を売り上げ、ラテン系女性アーティストとしては史上最高クラスのセールスを記録しました。
以降は、スペイン語盤と英語盤を対にして出す独特のスタイルで活動。2006年の『Hips Don’t Lie』で初の全米シングルチャート1位を獲得し、2010年にはFIFAワールドカップ公式ソング『Waka Waka』で世界的な知名度を不動のものにしました。
2022年にパートナーだったサッカー選手ジェラール・ピケとの関係が終わったことは大きく報じられましたが、その経験から生まれた楽曲群が、2024年のアルバム『Las Mujeres Ya No Lloran(女たちはもう泣かない)』として結実します。
数字で見るシャキーラ
スタジオアルバムは12枚。グラミー賞を4回、ラテン・グラミー賞を15回受賞しており、ラテン系の女性アーティストとしては別格の実績です。
『Laundry Service』は1,300万枚以上、『Pies Descalzos』は500万枚以上、『¿Dónde Están los Ladrones?』は700万枚以上を売り上げました。2010年の『Waka Waka (This Time for Africa)』は、歴代のワールドカップ公式ソングで最も売れた曲としても知られています。
2020年2月2日には、ジェニファー・ロペスとともにスーパーボウルLIVのハーフタイムショーに出演。奇しくもこの日は彼女の誕生日でした。
シャキーラのおすすめ曲・アルバム
ここからは、代表的な7枚のアルバムを時系列でたどりながら、代表曲を1曲ずつ紹介していきます。スペイン語の曲が多いですが、意味が分からなくても十分に気持ちよく聴けるはずです。
3rd Album『Pies Descalzos』(1995年)
1995年10月6日リリース。シャキーラを一躍スターにした、事実上の出世作です。
制作費はわずか10万ドルほど。ルイス・フェルナンド・オチョアと共作した11曲は、ラテンポップというよりロック寄りの手触りで、当時18歳の彼女が自分の言葉で書いた歌詞が詰まっています。
全世界で500万枚以上を売り上げ、母国コロンビアでは100万枚を突破。タイトルの「Pies Descalzos」は「裸足」という意味で、飾らずに生きることを歌った1枚です。
『Estoy Aquí』
アルバムの先行シングルにして、彼女の名前を中南米全域に知らしめた曲。軽快なギターに乗せて「私はここにいる」と歌う、まっすぐなラブソングです。
ビルボードのラテン・ソングス・チャートで最高2位を記録。まだ幼さの残る声ですが、あの独特のこぶしのような節回しはすでに完成しています。シャキーラの原点として、まず聴いておきたい1曲です。
『Antología』
アルバム屈指のバラードで、ファンからの人気が非常に高い1曲。別れた相手に教わったことを一つずつ並べていく歌詞が胸を打ちます。
派手なヒットではありませんが、いまもライブで歌われ続ける定番曲。彼女がソングライターとして評価される理由が、この曲を聴くとよく分かります。
収録曲
- Estoy Aquí
- Antología
- Un Poco de Amor
- Quiero
- Te Necesito
- Vuelve
- Te Espero Sentada
- Pies Descalzos, Sueños Blancos
- Pienso en Ti
- ¿Dónde Estás Corazón?
- Se Quiere, Se Mata
4th Album『¿Dónde Están los Ladrones?』(1998年)
1998年9月25日リリース。タイトルは「泥棒たちはどこだ?」という意味で、ツアー中にボゴタの空港で歌詞を入れたカバンを盗まれた実体験が元になっています。
エミリオ・エステファンが制作を統括しつつ、楽曲とアレンジの主導権はシャキーラが握った作品。ロックの芯を残しながら、中東やアンデスの音を大胆に持ち込み、彼女にしか作れない音像を確立しました。
発売から1か月で100万枚を突破し、全世界で700万枚以上を記録。2020年にはローリング・ストーン誌の「史上最高のアルバム500選」にも選出されています。
『Ciega, Sordomuda』
アルバムの先行シングル。タイトルは「盲目で、耳が聞こえず、口もきけない」という意味で、恋に落ちると何も分からなくなってしまう自分を歌っています。
マリアッチのホーンが陽気に鳴り響くのに、歌詞はひたすら自虐的というギャップが楽しい1曲。MVでも彼女がコミカルに動き回っていて、シャキーラのユーモアのセンスが伝わってきます。
『Ojos Así』
中東の旋律とベリーダンスを全面に出した、シャキーラの代名詞的な1曲。レバノン系というルーツがそのまま音になっています。
途中でアラビア語のパートが入る大胆な構成で、当時のラテンポップとしては極めて異質でした。のちに英語版『Eyes Like Yours』も制作され、彼女の世界進出の足がかりになった曲でもあります。ライブでの定番曲です。
収録曲
- Ciega, Sordomuda
- Si Te Vas
- Moscas en la Casa
- No Creo
- Inevitable
- Octavo Día
- Que Vuelvas
- Tú
- ¿Dónde Están los Ladrones?
- Sombra de Ti
- Ojos Así
5th Album『Laundry Service』(2001年)
2001年11月5日リリース。初の英語アルバムであり、彼女を世界的スターに押し上げた決定的な1枚です。
ポップロックを土台にしながら、アンデスのケーナ、タンゴ、中東の旋律、ダンスポップまで詰め込んだ欲張りな内容。英語曲とスペイン語曲が同居しているのも特徴で、「英語圏向けに作り変えた」のではなく「自分の音楽に英語を足した」作品になっています。
全米アルバムチャート3位、オーストラリアやカナダなど複数の国で1位。2011年までに約1,300万枚を売り上げ、21世紀を代表するヒットアルバムのひとつとなりました。
『Whenever, Wherever』
14か国以上で1位を獲得した、シャキーラ最大の代表曲のひとつ。アンデスの笛と打ち込みのビートが組み合わさった、どこにも似ていないイントロが強烈です。
泥まみれになりながら踊るMVも含めて、当時のポップシーンにまったく新しい風を吹き込みました。スペイン語版『Suerte』も同じアルバムに収録されているので、聴き比べてみるのもおすすめです。
『Underneath Your Clothes』
オーストラリアやオーストリア、ベルギーで1位を記録したバラード。「服の下にはあなただけの物語がある」と歌う、静かで深いラブソングです。
ダンサブルな曲が注目されがちですが、この曲を聴くと歌い手としての実力がよく分かります。しっとり聴きたい夜にぴったりの1曲です。
『Objection (Tango)』
タンゴのリズムから始まり、途中でパンク並みの疾走感へと切り替わる構成が痛快な1曲。多くの国でトップ10入りを果たしました。
アニメ調のMVでは、恋敵と取っ組み合いを演じるなど遊び心たっぷり。ロック出身の彼女らしさがいちばん出ている曲かもしれません。
収録曲
- Objection (Tango)
- Underneath Your Clothes
- Whenever, Wherever
- Rules
- The One
- Ready for the Good Times
- Fool
- Te Dejo Madrid
- Poem to a Horse
- Que Me Quedes Tú
- Eyes Like Yours (Ojos Así)
- Suerte (Whenever, Wherever)
- Te Aviso, Te Anuncio (Tango)
『Fijación Oral, Vol. 1』『Oral Fixation, Vol. 2』(2005年)
2005年、シャキーラはスペイン語盤と英語盤を対にした2枚のアルバムを同じ年に発表します。6月3日に『Fijación Oral, Vol. 1』、11月27日に『Oral Fixation, Vol. 2』という流れでした。
スペイン語盤は全米アルバムチャート初登場4位。当時としてはスペイン語のフルアルバムとして史上最高の初登場順位で、2006年のグラミー賞では最優秀ラテン・ロック/オルタナティブ・アルバム賞、ラテン・グラミーでは年間最優秀アルバム賞に輝きました。
一方の英語盤は初登場5位。先行シングルが伸び悩みましたが、2006年3月に再発盤へ追加された1曲がすべてをひっくり返します。それが『Hips Don’t Lie』でした。
『La Tortura (feat. Alejandro Sanz)』
スペイン語盤の先行シングル。スペインの大物アレハンドロ・サンスを迎えた、レゲトンのリズムを取り入れた曲です。
「裏切った相手を責め続けるのはもう拷問だ」という男女の言い合いを歌にした内容で、ねっとりとしたグルーヴが癖になります。スペイン語曲でありながらアメリカの音楽番組で大量にオンエアされ、ラテン音楽の存在感を一段引き上げた1曲になりました。
『Fijación Oral, Vol. 1』収録曲
- En Tus Pupilas
- La Pared
- La Tortura (feat. Alejandro Sanz)
- Obtener un Sí
- Día Especial (feat. Gustavo Cerati)
- Escondite Inglés
- No
- Las de la Intuición
- Día de Enero
- Lo Imprescindible
- La Pared (Versión Acústica)
- La Tortura (Shaketon Remix)
『Hips Don’t Lie (feat. Wyclef Jean)』
キャリア初の全米シングルチャート1位を獲得し、イギリス、フランス、オーストラリアなど13か国以上でも首位に立った特大ヒット。21世紀でもっとも売れたシングルのひとつに数えられます。
ワイクリフ・ジョンを迎え、ホーンが鳴り響くクンビア調のトラックに、「腰は嘘をつかない」という強烈なフックを乗せた1曲。彼女のダンスと曲が完全に一致した瞬間であり、いまだに世界中のパーティーで鳴り続けています。シャキーラを1曲だけ聴くなら、まずこれです。
『Oral Fixation, Vol. 2』収録曲(オリジナル盤)
- How Do You Do
- Don't Bother
- Illegal (feat. Carlos Santana)
- The Day and the Time (feat. Gustavo Cerati)
- Animal City
- Dreams for Plans
- Hey You
- Your Embrace
- Costume Makes the Clown
- Something
- Timor
※『Hips Don’t Lie』は、2006年3月に発売された再発盤から追加収録された曲です。
9th Album『Sale el Sol』(2010年)
2010年10月19日リリース。エレクトロ路線に振れた前作『She Wolf』から一転、ラテンポップへ帰ってきた作品です。
本人いわく、アルバムは「バラード」「ロック」「ラテン/トロピカル」の3方向で構成されているとのこと。メレンゲやバチャータの要素が色濃く、カリブ海の風が吹いているような1枚になりました。
全米7位に加え、スペイン、フランス、イタリア、メキシコなどで1位。2011年のラテン・グラミー賞では最優秀女性ポップ・ボーカル・アルバム賞を受賞しています。
『Waka Waka (This Time for Africa)』
2010年FIFAワールドカップ南アフリカ大会の公式ソング。南アフリカのバンド、フレッシュリーグラウンドを迎えた、祝祭感あふれる1曲です。
400万枚以上を売り上げ、歴代のワールドカップ公式ソングでもっとも売れた曲になりました。あの印象的なメロディは、カメルーンのグループ、ゴールデン・サウンズが1986年に発表した曲が元になっています。日本でも運動会やイベントで耳にする機会の多い、国境を越えた1曲です。
『Loca (feat. El Cata)』
アルバムの先行シングルで、イタリア、スペイン、スイスなどで1位を獲得した最大のヒット曲。ドミニカ共和国のエル・カタを迎えたメレンゲ調のトラックです。
「あなたのために狂ってる」とひたすら陽気に歌い上げる、深く考えずに体を動かしたくなる1曲。英語版ではディジー・ラスカルが参加しており、こちらも人気があります。
収録曲
- Sale el Sol
- Loca (feat. El Cata)
- Antes de las Seis
- Gordita (feat. Residente)
- Addicted to You
- Lo Que Más
- Mariposas
- Rabiosa (feat. El Cata)
- Devoción
- Islands
- Tu Boca
- Waka Waka (Esto es África) (K-Mix)
11th Album『El Dorado』(2017年)
2017年5月26日リリース。スランプで曲が書けなくなっていた時期を抜け出して作られた復活作です。
きっかけは、同郷のカルロス・ビベスとの共作『La Bicicleta』。本人は当時を「自分は疑いだらけで、二度といい音楽は作れないと思っていた」と振り返っています。
内容はレゲトンを軸に、バチャータ、バジェナート、クンビア、トラップまで取り込んだ現代的なラテンポップ。2018年のグラミー賞で最優秀ラテン・ポップ・アルバム賞を受賞しました。
『Chantaje (feat. Maluma)』
同じコロンビア出身のマルマを迎えた先行シングル。ビルボードのホット・ラテン・ソングスで11週にわたって1位を記録した、近年最大のヒットです。
タイトルは「脅迫」という意味で、駆け引きを続ける男女を軽やかなレゲトンのリズムに乗せています。2人が踊るMVも大きな話題になりました。
『Me Enamoré』
「恋に落ちた」というタイトルどおり、当時のパートナーとの出会いをそのまま歌にした1曲。ホット・ラテン・ソングスで最高4位を記録しました。
力の抜けたメロディと、夏の光のような明るさが心地よい曲。のちの展開を知ったうえで聴くと少し切なくもありますが、この時期の彼女の幸福感がそのまま残された記録でもあります。
収録曲
- Me Enamoré
- Nada
- Chantaje (feat. Maluma)
- When a Woman
- Amarillo
- Perro Fiel (feat. Nicky Jam)
- Trap (feat. Maluma)
- Comme moi (with Black M)
- Coconut Tree
- La Bicicleta (with Carlos Vives)
- Deja Vu (with Prince Royce)
- What We Said (Comme Moi English Version) (feat. MAGIC!)
- Toneladas
12th Album『Las Mujeres Ya No Lloran』(2024年)
2024年3月22日リリース。『El Dorado』から7年ぶりとなる最新作で、タイトルは「女たちはもう泣かない」という意味です。
2022年にジェラール・ピケとの関係が終わったあと、その痛みを曲に変えていった作品群がまとめられています。本人はこの過程を「錬金術のようだった」「歌いながら自分を組み立て直し、弱さを強さに変えていた」と語っています。
ビサラップ、エドガル・バレーラ、タイニーらが制作に参加し、カーディ・B、カロルG、ラウ・アレハンドロ、オズナらが客演。アルゼンチンとスペインで1位、全米13位を記録し、2025年のグラミー賞で最優秀ラテン・ポップ・アルバム賞を受賞しました。
『Shakira: Bzrp Music Sessions, Vol. 53』
アルゼンチンのプロデューサー、ビサラップの人気企画に登場した1曲。2023年1月の公開直後から爆発的に広がり、ギネス世界記録を複数打ち立てました。
元パートナーへの痛烈な言葉を、韻を踏みながら次々と繰り出す内容で、公開当時は世界中で話題に。私的な出来事をここまで堂々と作品に変えてみせる姿勢に、多くの人が喝采を送りました。2023年のラテン・グラミー賞では年間最優秀楽曲賞を受賞しています。
『TQG (with Karol G)』
同じコロンビア出身の後輩、カロルGとのデュエット。両者にとって初となるビルボード・グローバル200での1位を獲得しました。
タイトルは「Te Quedó Grande(あなたには荷が重すぎた)」の略。世代の違う2人のコロンビア人女性が並び立つ構図そのものが痛快で、レゲトンのビートに乗せた歌詞のキレも抜群です。
収録曲
- Puntería (with Cardi B)
- La Fuerte (with Bizarrap)
- Tiempo Sin Verte
- Cohete (with Rauw Alejandro)
- (Entre Paréntesis) (with Grupo Frontera)
- Cómo Dónde y Cuándo
- Nassau
- Última
- Te Felicito (with Rauw Alejandro)
- Monotonía (with Ozuna)
- Shakira: Bzrp Music Sessions, Vol. 53 (with Bizarrap)
- TQG (with Karol G)
- Acróstico
- Copa Vacía (with Manuel Turizo)
- El Jefe (with Fuerza Regida)
- Shakira: Bzrp Music Sessions, Vol. 53 (Tiësto Remix)
ワールドカップとスーパーボウル — 世界最大の舞台で
シャキーラを語るうえで外せないのが、スポーツの祭典との縁の深さです。
2010年、FIFAワールドカップ南アフリカ大会の公式ソングに『Waka Waka (This Time for Africa)』が起用され、閉会式でもパフォーマンスを披露。2014年のブラジル大会でも『La La La (Brazil 2014)』を手がけており、2大会続けて公式ソングを担当しました。
2020年2月2日には、ジェニファー・ロペスとスーパーボウルLIVのハーフタイムショーに出演。約13分のあいだに『She Wolf』『Whenever, Wherever』『Hips Don’t Lie』を次々と繰り出し、ベリーダンスからチャンピータ(コロンビアの伝統的な踊り)、さらにはギター演奏まで見せる圧巻のステージとなりました。1億人を超える視聴者が見守り、当時としてはYouTubeでもっとも再生されたハーフタイムショーになっています。
そして現在は、2025年2月に始まった『Las Mujeres Ya No Lloran World Tour』を継続中。2026年5月2日にはブラジル・リオデジャネイロのコパカバーナ海岸で無料コンサートを開催し、市当局の発表で約200万人が詰めかけました。アニータやカエターノ・ヴェローゾらも登場した、キャリアを象徴する一夜となっています。
まとめ
シャキーラは、コロンビアの港町から出てきた一人のシンガーソングライターが、スペイン語のまま世界の真ん中に立てることを証明した人です。ロック、中東の旋律、レゲトン、メレンゲ——取り込んだものは幅広いのに、どの時代の曲を聴いても一発で「シャキーラだ」と分かる声と節回しがあります。
最初の1曲に迷ったら、まずは『Hips Don’t Lie』を。理屈抜きで体が動くはずです。
そこから『Whenever, Wherever』で世界進出時の勢いを、『Ojos Así』でルーツを、『Shakira: Bzrp Music Sessions, Vol. 53』でいまの強さを——と聴き進めれば、30年分のキャリアがひと通り見えてきます。アルバムを通して聴くなら、まずは『Laundry Service』から。英語とスペイン語が同居した、彼女らしさが凝縮された1枚です。
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