当ブログでは、個人的に気になっている洋楽アーティストや巷で話題の人気アーティストを紹介しています。
今日は人気デュオ、The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)特集です。
「Closer」「Something Just Like This」でEDM全盛期の象徴となり、その後もコンスタントに作品を出し続けているアーティストです。
The Chainsmokersとは?
The ChainsmokersはAndrew TaggartとAlex Pallのプロデュースデュオです。
EDMにポップなどをミックスした曲を作り、主に若手アーティストとコラボすることが多いですね。
2014年、『#SELFIE』をキッカケに世界的に有名になります。
2016年は『Don’t Let Me Down』がヒット。そして、『Closer ft. Halsey』は12週連続でビルボード首位という、その年最長のロングランを記録しました。
サマソニ2016にも出演しました。初出演ながらもBEACH STAGEのトリを飾っています。
2017年第59回グラミー賞では、最優秀新人賞にもノミネートされています(受賞したのはChance The Rapper)。そして、最優秀ダンス・レコーディング賞を受賞しています。
2018年6月には、来日公演も行なっています。
2019年にはフォーブスの「世界で最も稼ぐDJ」ランキングで、カルヴィン・ハリスの6年連続首位を止めて1位に立ちました。まさに全盛期といえる時期です。
The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)のおすすめ曲・アルバム
初期の楽曲
最初は、ザ・チェインスモーカーズ初期の楽曲で、アルバムには収録されていない楽曲を紹介します。
The Chainsmokers – #SELFIE
2014年リリース。彼らの出世作。
自撮りしてインスタにアップしてる奴らを揶揄していますねw
歌っていうよりチャラい女子がぺちゃくちゃしゃべっているような感じ。
アルバムには未収録の曲です。ネタ色の強い曲で一気に名前が売れたぶん、その後しばらくは「一発屋」のイメージと戦うことになります。
The Chainsmokers – Kanye ft. SirenXX
2014年リリース。最近の曲に比べるとEDM色が強い。
sirenXXは、ロサンゼルスを拠点とするポップ/オルタナティブデュオで、Kat OstenbergとSkyler Stonestreetで構成されています。
The Chainsmokers – Let You Go ft. Great Good Fine Ok
2015年リリースの楽曲。
Great Good Fine Ok(GGFOと呼ばれている)は、ニューヨークのブルックリンに拠点を置くアメリカのシンセポップデュオです。
EP『Bouquet』(2015年)
彼らの最初のEP(ミニアルバム)です。
The Chainsmokers – Roses ft. ROZES
2015年リリース。ミックスのセンスを感じる。個人的に彼らの曲で一番好きですね。
なんとなく上品さを感じるような曲調です。ネタ曲の人という『#SELFIE』のイメージを覆し、彼らを本格派として認めさせた転換点の1曲でもあります。
収録曲
- Roses (feat. ROZES)
- New York City
- Until You Were Gone (The Chainsmokers & Tritonal, feat. Emily Warren)
- Waterbed
- Good Intentions (feat. BullySongs)
EP『Collage』(2016年)
EP『Collage』が超名盤。EPはミニアルバム的なやつ。5曲しか入ってませんが、外れなしの5曲が詰まってます。
ここからは『Collage』収録の曲。すべて2016年作品。
The Chainsmokers – Closer ft. Halsey
2016年最長の12週連続ビルボードNo.1を獲得した曲。
この曲でチェインスモーカーズを知ったという人も多いはず。私ももちろんヘビロテしました。
ボーカルを取っているのはメンバーのAndrew Taggart自身。歌えるプロデューサーであることを世界に示した1曲でもあります。
The Chainsmokers – Don’t Let Me Down ft. Daya
チャートにランクインして長いこと上位にいたロングヒット。なんかすっげー気持ち悪い動きしてるダンサーがいるねw
2017年第59回グラミー賞では、最優秀ダンス・レコーディング賞を受賞しています。
彼らの代表曲の一つです。
The Chainsmokers – Inside Out ft. Charlee
Charleeはオーストリアのエレクトロポップシンガーです。
The Chainsmokers – All We Know ft. Phoebe Ryan
The Chainsmokers, XYLØ – Setting Fires
収録曲
- Setting Fires (The Chainsmokers & XYLØ)
- All We Know (feat. Phoebe Ryan)
- Closer (feat. Halsey)
- Inside Out (feat. Charlee)
- Don't Let Me Down (feat. Daya)
1stフルアルバム『Memories…Do Not Open』(2017年)
2017年4月に発売された、初のフルアルバムとなります。期待を裏切らない良曲がそろっています。
このアルバムはリリースと同時に日本を含む世界69か国で首位を獲得する大ヒットを記録しています。米ビルボード200でも1位でした。
The Chainsmokers & Coldplay – Something Just Like This
あのコールドプレイとコラボしている曲。今回もさすがの一言に尽きますね。これは名曲と言っても良いでしょう。
彼らの楽曲のなかでもYouTubeでの再生回数が突出しており、代表曲のひとつになっています。
The Chainsmokers – Paris
2017年にヒットした楽曲です。彼ららしい爽やかな楽曲になっています。
筆者は何回も聴きました。
The Chainsmokers – Young
EDMというよりもよりポップ色の強い曲になっています。
こういうテイストの曲を作るのはちょっと意外でした。さすがの引き出しの多さですね。
The Chainsmokers – The One
アルバム収録曲
- The One
- Break Up Every Night
- Bloodstream
- Don't Say (feat. Emily Warren)
- Something Just Like This (The Chainsmokers & Coldplay)
- My Type (feat. Emily Warren)
- It Won't Kill Ya (feat. Louane)
- Paris
- Honest
- Wake Up Alone (feat. Jhené Aiko)
- Young
- Last Day Alive (feat. Florida Georgia Line)
2ndアルバム『Sick Boy』(2018年)
2018年末に発売されたニューアルバムです。
SNS時代の疲弊や自己嫌悪をテーマにした、前作より暗く内省的な内容になっています。
The Chainsmokers – Sick Boy
The Chainsmokers – This Feeling ft. Kelsea Ballerini
Kelsea Balleriniはアメリカのカントリーシンガー。
The Chainsmokers – Side Effects ft. Emily Warren
ベース音がかっこいい曲です。
Emily Warrenはアメリカのソングライターで、数々の有名アーティストに曲を提供しています。
The Chainsmokersを始め、Dua Lipa、Sean Paul、Shawn Mendesなどの曲を作っています。
アルバム収録曲
- This Feeling (feat. Kelsea Ballerini)
- Beach House
- Hope (feat. Winona Oak)
- Somebody (The Chainsmokers & Drew Love)
- Side Effects (feat. Emily Warren)
- Sick Boy
- Everybody Hates Me
- Siren (The Chainsmokers & Aazar)
- You Owe Me
- Save Yourself (The Chainsmokers & NGHTMRE)
3rdアルバム『World War Joy』(2019年)
2019年12月6日リリース。全10曲すべてにゲストを迎えるという、コラボ集のような構成のアルバムです。
参加陣はKygo、blink-182、Illenium、Bebe Rexha、Ty Dolla $ign、5 Seconds of Summerと多彩。米ダンス/エレクトロニック・アルバム・チャートで1位を獲得しました。
The Chainsmokers – Who Do You Love ft. 5 Seconds of Summer
2019年2月リリースの先行シングル。オーストラリアの人気バンド5 Seconds of Summerを迎えた1曲で、両者がスタントで張り合うミュージックビデオも見どころです。
アルバム収録曲
- The Reaper (feat. Amy Shark)
- Family (with Kygo)
- See the Way (feat. Sabrina Claudio)
- P.S. I Hope You're Happy (feat. blink-182)
- Push My Luck
- Takeaway (with Illenium, feat. Lennon Stella)
- Call You Mine (feat. Bebe Rexha)
- Do You Mean (feat. Ty Dolla $ign and Bülow)
- Kills You Slowly
- Who Do You Love (feat. 5 Seconds of Summer)
4thアルバム『So Far So Good』(2022年)
2022年5月13日リリース。『World War Joy』ツアーの後、2019年末から約2年の活動休止を挟んで作られた作品です。
制作はハワイ・オアフ島のノースショアで始まり、ジョシュア・ツリー、ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンへと場所を移しながら進行。イアン・カークパトリックやWhethanを迎え、作っては壊すという作業を繰り返したそうです。
ゲストボーカルをほとんど立てず、ドリュー・タガート自身が歌うインディーポップ/オルタナ寄りの内容で、EDM色はかなり後退。米ダンス/エレクトロニック・アルバム・チャートで1位を獲得し、批評面でも「通して聴ける」と好意的に受け止められました。
The Chainsmokers – High
2022年1月28日リリースの先行シングルで、全米シングルチャート最高57位。別れた相手への未練をドライに歌う、浮遊感のある1曲です。
ドロップで畳みかけるかつての手法を封印し、淡々としたビートと歌で聴かせる構成。ここから彼らの作風が明確に変わったことが分かります。
The Chainsmokers – Riptide
2022年4月22日リリース。米ダンス/エレクトロニック・ソングス・チャートに初登場6位を記録した、アルバムの1曲目を飾る曲です。
「離岸流(riptide)」というタイトルどおり、抜け出せない関係を流れに例えた歌詞。夏の夜に合う涼しげなシンセが心地よく、アルバムの入り口としておすすめです。
アルバム収録曲
- Riptide
- High
- iPad
- Maradona
- Solo Mission
- Something Different
- I Love U
- If You're Serious
- Channel 1
- Testing
- In Too Deep
- I Hope You Change Your Mind
- Cyanide
5thアルバム『Summertime Friends』(2023年)
2023年10月20日リリース。全8曲・約21分というコンパクトな作品で、ジャケットは香港のウォン・カーウァイ監督の映画『天使の涙』(1995年)から着想を得たそうです。
この年は4月の「Up & Down」を皮切りに、6月に「Self Destruction Mode」「See You Again」、7月に「Celular」「My Bad」、9月に「Summertime Friends」「Jungle」と、ほぼ毎月シングルを投下。それらをまとめる形でアルバムが完成しました。
ILLENIUM、Alok、Nicky Jam&Maluma、Shenseeaと客演の国籍もジャンルもバラバラで、アルバムというよりプレイリストに近い自由さがあります。
The Chainsmokers – Summertime Friends
アルバムのタイトル曲で、2023年9月にリリース。夏のあいだだけ一緒にいた相手を振り返る、少し切ない内容です。
2分台とコンパクトで、アコースティックギターを軸にした軽やかなサウンド。EDMという枠をほぼ意識していない、いまの彼らを象徴する1曲です。
The Chainsmokers, bludnymph – Self Destruction Mode
2023年6月リリース。ニューヨーク出身のbludnymphを迎えた、アルバムでもっとも尖った1曲です。
歪んだギターとハイパーポップ寄りの質感で、「自己破壊モード」というタイトルどおりの荒っぽさ。『Closer』の2人と同じグループとは思えない振れ幅で、こういう曲を平気で出してくるのが彼らの面白さです。
The Chainsmokers – Think Of Us ft. GRACEY
イギリスのシンガー、GRACEYを迎えたアルバム2曲目。男女のボーカルが掛け合う構成は、かつての『Closer』を思い出させます。
ただし作りは当時よりずっと軽く、ドロップで爆発させるのではなく淡々と流れていくタイプ。全盛期のファンにこそ聴き比べてほしい1曲です。
アルバム収録曲
- Summertime Friends
- Think Of Us (feat. GRACEY)
- See You Again (feat. ILLENIUM & Carlie Hanson)
- Jungle (feat. Alok & Mae Stephens)
- Self Destruction Mode (with bludnymph)
- Up & Down
- My Bad (feat. Shenseea)
- Celular (feat. Nicky Jam & Maluma)
EP『No Hard Feelings』(2024年)
2024年5月10日リリースのEP。アルバム単位ではなく、短いスパンでEPやシングルを出していく近年のスタイルに切り替わった時期の作品です。
この年は3月の「Addicted」を皮切りに、4月に「Friday」(Fridayy)、5月に「Bad Advice」(ELIO)「Tennis Court」「Green Light」「No Shade At Pitti」と、立て続けに曲を発表しました。
Zerb & The Chainsmokers – Addicted ft. INK
2024年3月29日リリース。ブラジル出身のプロデューサーZerbと、シンガーのINKを迎えた1曲です。
アフロハウス寄りの跳ねたリズムに乗せた、フロア仕様のトラック。しばらくインディーポップ路線だった彼らが、久々にダンスミュージックのど真ん中に戻ってきた曲として話題になりました。
EP『Breathe』(2025年)
2025年10月24日リリース、全8曲のEP。『Don’t Let Me Down』で知られるDayaが久々に参加したことでも話題になりました。
この年も7月の「White Wine & Adderall」(Beau Nox)、8月の「Helium」(Anna Sofia)、9月の「Spaces」「Smooth」と、コラボ相手を変えながらシングルを重ねています。
BUNT., The Chainsmokers, Izzy Bizu – Spaces
2025年9月5日リリース。ドイツのBUNT.と、イギリスのシンガー、イジー・ビズーを迎えた1曲です。
フォークトロニカ寄りの生音とハウスのビートが混ざり合う、いまのヨーロッパのダンスシーンらしい質感。流行の音に器用に合流してみせるあたりは、さすがプロデューサー出身の2人です。
2026年の動き
2026年に入っても手は止まりません。3月25日には、いまアメリカのハウスシーンでもっとも勢いのあるDJ、ジョン・サミットのアルバムに「ALL THE TIME」で参加しました。
John Summit, The Chainsmokers, Ilsey – ALL THE TIME
シンガーソングライターのIlseyを迎えた、太いベースが唸るハウストラック。EDMバブルの象徴だった2人が、2020年代のハウス/テクノ寄りのシーンに自然に混ざっているのが興味深いところです。
さらに4月10日にはOaksとの「Echo」、5月8日には同じくOaksとの共作EP『Love Is Kind』を発表。アルバムを何年も寝かせるのではなく、思いついたものをどんどん出していく——という現在のスタイルが定着しています。
音楽以外の顔|ベンチャーキャピタル「Mantis」
意外なところでは、2人は2019年にベンチャーキャピタル「Mantis VC」を設立しています。
2020年から2021年にかけて1億1,000万ドルを調達し、サイバーセキュリティやフィンテック、AI関連のスタートアップに投資。DJが片手間にやっている道楽ではなく、本格的な投資会社として機能しているのが面白いところです。
日本との関わり
前述のサマソニ2016、2018年6月の来日公演のほか、日本との縁は続いています。
2023年には、X JAPANのYOSHIKIとコラボレーション。ドキュメンタリー映画『YOSHIKI:UNDER THE SKY』のなかで、ピアノを軸にしたクラシカルなアレンジの「Closer」を共演しています。
The Chainsmokers「Closer」feat. YOSHIKI
あの「Closer」がピアノとストリングスで鳴らされると、まったく違う曲に聴こえます。
まとめ
一応EDMなんだけど、最近はあんまりゴリゴリEDMしてない感じ。ポップやしっとり系の曲も作れる。
ジャンルにとらわれることなく、幅広い曲作りができるのはさすがです。
これから聴くなら、まずは「Closer」「Don’t Let Me Down」「Something Just Like This」の3曲から。全盛期をまとめて浴びたいならEP『Collage』、いまの彼らを知りたいなら2020年代の作品がおすすめです。
EDMバブルの中心にいた2人が、その後もブームに殉じることなく自分たちのペースで作り続けているのは、なかなかできることではありません。まだまだ期待できそうです。要チェック。
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